【あ】

アウトサイド

ランディングの場所をはずれてランディング(着陸)する事。

アクセレーター

パラグライダーの飛行速度を加速させるための装置。
パラグライダーの迎角を小さくするために足で踏んで操作するもの。

アゲインストの風

向かい風の事。ゴルフでも使う言葉で、追い風の時にはフォローという。

アプローチ

着陸地点の目標に対して進入する事。飛行機でも「ランディングアプローチ」という。

アルチメーター

高度計の事。バリオメーターと合体したアルチバリオメーターがある。

ウインドシャドー

山などのかげになり、風が局所的に弱くなっている場所。そのような場所では乱気流が発生している場合があり、注意が必要。

ウインドソック

風の方向や強さを読むための”吹き流し”のこと。

ウェイティング

風の状態により、良いコンディションになるまで待つこと

エアーインテーク

パラグライダー本体、キャノピーの前縁から空気を取り込む口。
ここから空気を取り入れ、キャノピーが翼の形を作ることができる。

エアスピード

対気スピードのこと

オーバーコントロール

パラグライダーの操作を必要以上に行ってしまい、パラグライダーが不安定な状態に陥ってしまうこと

【か】

カウンターフレアー

あて舵のこと。曲がる方向のブレークコードを引くが、このとき、機体が不安定な状態になった場合、反対側のブレークコードを引いて機体の安定を高めるための行動。

滑空比

100m進むのにどのくらい沈下(降下)するかの比率。
この比が8となると800m進むと100m沈下(降下)する事を示す。
ただし、無風、無上昇風のときの話。

カラビナ

パラグライダーの機体と身体をつなぐ為の金具。山男ならみんな知っている!

キャノピー

パラグライダーの本体。大きな布でできた人を鳥にするための「翼」

緊急パラシュート

レスキューパラシュートともいう。パラグライダーが何らかのアクシデントで回復不能となり、危険な状態に陥った場合、パイロットを救うための補助パラシュート。
自分で投げるタイプとバネの力を使って飛び出すタイプなどある。

グラウンドスピード

対地速度のこと。

グランドハンドリング

パラグライダーの練習のため、機体の立ち上げ(ライズアップ)を地上で行うもの。
実際に飛ぶ意志を持たず、機体のコントロールの練習を行うこと。
新しい機体を購入してもブレークコードの長さを調整したりするのに必ず行うこと。

クローズ

コンディションが悪く、フライトエリアを閉じる(クローズ)すること。

クロスハンドライズアップ

風の強いときなど、機体の立ち上げを後ろ向きで行うこと。
このとき、ライン(ライザー)をクロスさせて立ち上げるため、"クロス"という。
もちろん、立ち上がった後は、「くるり!」と身体を反転させテイクオフ!

ゲイン

高度をかせぐこと。ようするに、上昇風などで、現在の高度より上昇すること。

【さ】

サイド

横!ということ? そう、横風のことをこう略して言います。本当はside windですね。

サーマル

太陽の力によって暖められ、発生する上昇風のこと。

ストール

失速すること。ブレークコードを必要以上に引きすぎると機体の限界速度より遅くなり、機体の翼形を維持できなくなり滑空できなくなる状態。
このような状態に陥った時は、ブレークコードを戻し、滑空速度をあげること。

スパイラル

360度の旋回のなかで、急激な旋回を行うこと。
このスパイラルを行うと素早く下降できる。
片側のブレークコードを強く引くことでできる。

セル

パラグライダーのリーム(空気を取り入れ一つの筒状態になっているもの)の一つ一つをいう

ソアリング

上昇風を利用して現在の高度を維持し、滞空すること。
トンボがある位置にとどまる行動をするが、そのようなこと。

【た】

ターゲット

着陸するポイント。円形のマークで、競技ではその中心にランディングするほど点が高い。

タックイン

パラグライダーが身体より前に移動し。前からつぶれること。非常に怖い!!!

タンデム

パラグライダーで2人乗りすること。

ツリーラン

木の上(ひっかかり)に不時着すること。

テイクオフ

離陸(足が地上から離れる)すること。

トーイング

グライダーなど、自力で離陸する力を持たないものが引っ張って離陸すること。
パラグライダーでも平坦な所から離陸するのに使う手段だが、熟練が必要。

トップアウト

テイクオフした地点の高度より高く飛ぶこと。上昇風などがないとなかなか難しい。

【な】

ニュートラル

ブレークコードをわずかに(耳のあたりまで)引いた状態。

【は】

ハーフブレーク

ブレークコードを胸のあたりまで引いた状態。

ハーネス

パラグライダーと身体をつなぐ為の装具。上級者用になるとイスのような形のものもある。

バラスト

重り。パラグライダーの機体の大きさ(能力)と自分の体重が合わないときに調整する重り。

バリオメーター

上昇していることを知らせてくれる計器。上昇すると"ピピピ"など音で知らせてくれる。

バンク

機体の傾きのこと。ブレークコードを引き、旋回行動に入ると機体が傾くがこの事をいう。

フォロー

追い風のこと

フラットスピン

失速の一つで竹とんぼのようにくるくると回ってしまう状態。

フラットターン

バンクをかけないように静かに旋回すること。
体重移動を行い、旋回するようにする。

フルブレーク

ブレークコードをいっぱいまで引くこと。ランディング以外はほとんど使わない。

ブレークコード

飛行機で言うフラップの役目をするように、キャノピーの後縁につながったコード。
このコードの片側を引くとその方向に旋回。両方引くと速度を下げることができる。

フロントライザー

キャノピーの前縁につながったラインを束ねたベルト。
ライズアップの時に、このライザーを持ちキャノピーを引き上げる。

【や】

翼端

キャノピーの両端。

翼端つぶし

翼端につながるラインを引くことで、翼面積を小さくし、沈下率を大きくする。
急激な下降をするときに使うテクニック。

【ら】

ライザー

キャノピーからでたラインを数本のベルトでまとめたもの。
現在は3〜4本のライザーでラインをまとめていて、アルファベットのAライザーとかBライザーとか呼ばれる。

ライズアップ

機体の立ち上げ操作。フロントライザーをもち、身体を前進することでキャノピーを立ち上げる操作。


ラム圧

パラグライダーの機体を膨らませる空気の圧力のこと

ランディング

着陸すること。

リアライザー

フロントライザーと逆。キャノピーの後縁からでるラインをまとめたベルトのこと。

リッジ

山の斜面の縁。風は山にぶつかり、上昇し、このリッジで大気へと流れる。
このリッジに発生する上昇風に乗り、リッジソアリングができる。

ローター

風が障害物にぶつかり発生する乱気流。
大きな木とかに風がぶつかり下降する風も発生する。非常に危険な空気の流れで、地上にある吹き流しだけを見ても判断できない。
空気の流れを妨げる大きな障害物がある場合、注意すること。